2010.02.07 Sunday
本を愛する全ての人へ…

白い本の物語
重松成美
小学館
いろいろな事があり
少し読書から離れていました
そんな心の隙間をそっと埋めるような
やさしくて美しい物語に出会いました
小学館の「IKKI COMIX」
新しく「rare」というシリーズが刊行されたのを知りませんでした
新人を大きく取り上げてバックアップするような内容のコミックです
すべてが書き下ろしになっています
第一弾として発売された2冊のうちの1冊がこのコミッックです
重松成美さん…聞いた事がありません
同人の世界の人でしょうか?経歴はよく分かりませんが
この作品はきっと売れます!
いや売れて欲しい!
このコミックは本を愛する人
そして現在のkindleやiPadなどの電子書籍に疑問を感じている人
書店員、出版社の人、全ての本に関わる人に読んで欲しい一冊です
すごく面白いとか良く出来た話しだとか…そういうものではありません
ただひたすら「本」というもの
その1冊の「重み」をやさしく問いかけてくれます
愛書家(ビブリオフィル)の父を無くした男の子
彼はそれほど本が好きな訳ではなかったけれど
父の面影はその残された本と共に
形のあるものとして消えない思いになります
ある日、街で見かけた製本のお店
そこで2人の本の職人(アルティザン)と出会います
そして自ら1冊の本を作り上げるのです
読み終わった後
心にしみます
本というものは本来こういう姿であるべき…
わたしたちが忘れそうになっているもの
持ったときの本の重さや質感
印刷の匂い
装丁の美しさ
それらが一体となって
残る思い…
作る人も、売る人も、読む人も
1冊の本を軽視してはいけないのです
出版不況と言われて続けてもう何年も経ちますが
形ある本を
決して失くしてはいけない
その思いを再認識させてくれました
とてもとても
良い話しでした………



![BRUTUS ( ブルータス ) 2010年 2/15号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FidQHaccL._SL160_.jpg)

![illustration ( イラストレーション ) 2010年 03月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51nUO0SdZ%2BL._SL160_.jpg)



















![MOE (モエ) 2010年 01月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51lyjGaoOrL._SL160_.jpg)














































![考える人 2009年 11月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41xeLclH8EL._SL160_.jpg)









